会長方針

時代を味方に!We serve !

はじめに… 今、世の中は

世界の経済を転変させた3年に及んだパンデミックとウクライナ・ロシアの長引く紛争。
そして、かつては「エコノミックアニマル」と称され、一気呵成に経済成長を遂げた日本の栄光からの失脚は、少子化という追い打ちをかけて国民の生活様式を遷移させてきました。

そんな中、国内のDXことDigital Transformationは諸先進国に遅れながらも勢いを増し、デジタルネイティブ世代が就労において活躍のポジションを獲得し始めています。

時代の様変わり

私が名古屋栄ライオンズクラブに入会したのは11年前。また故小野茂勝初代会長が中心となり結成した当クラブが産声を上げ30年を迎えます。2022年度には、名誉にも当クラブより334-A地区 岩田有司ガバナーを送り出しました。この場をお借りして、諸先輩会員の皆様のご尽力に感謝申し上げます。

さてこの30年の間にどれだけ人々の暮らし向きやものの考え方が流転してきたことでしょう。私が所属する11年の間にも、世の中の様式は矢継ぎ早に変わっていきました。
デジタルテクノロジーに関していえば、特にこの5年の加速は指数関数的な凄まじい勢いを感じます。

例えば規模を「住まい」にまで絞り込みますと、一つに「キッチン家電革命」の凄さが挙げられます。
就労適応年齢層が性別を問わず就労や育児をする時代になり、疲れながらも帰宅後素早く高度な家庭料理が出来上がる調理家電に、大小電機メーカーがそのテクノロジーに凌ぎを削っています。道具の使いようによっては毎日の食生活までが簡単にアップグレードするのです。
是く言う私もIoT家電(Internet of Things)やスマート家電の恩恵にどれだけ助けられてきたことでしょう。

当クラブ内で

この進化の恩恵は、クラブ組織内でも活用できると考えます。例えば組織内の情報の共有化をよりスムーズにするために現代のテクノロジーベースの導入を追加していくよう検討します。それによりかなりの時短、且つ効率が良くなります。30年を節目に当クラブの未来にも視野を広げます。

将来的に若手を含む会員増強を期待するのであれば、世代的にハードな就業をしながらもクラブ運営にも効率よく携わることができる、これは今後の課題です。
即ち、チームで進めることが多いため、共有プラットフォームやドライブの整備化に視点を当てます。

そして続く40周年…50、100周年に向かい、IT技術を利用した対内外活動の活性化を目指します。例えばクラウドファンディングによる寄付などもITによる構造的な土台があれば取り掛かりやすくなるでしょう。そして、配信やアクティビティを含む莫大な資料データの集積を積み上げます。この集積は未来の当クラブがその未来の時点において、豊かに考え、生み出し、そのまた未来へ切り開いていく方法を生成することに使うことができるのです。IT技術を利用して、活動の活性化、配信などのレベルを上げる認識・きっかけの年となれば幸いです。他のクラブが羨むナンバーワンクラブになるために。

結成30周年記念事業・通年アクティビティ

30周年という節目に、周年記念事業として新たに二つ目の姉妹クラブ提携も進めます。
また、名古屋フィルハーモニー交響楽団をお呼びしての1000人合唱フェスティバルも、過去の周年事業に引き続き、青少年育成の一環として開催します。
その他、今まで積み上げてきた複数の通年アクティビティ。これらを周年事業としてバージョンアップし執り行うなど、既にスタートアップした「結成30周年実行委員会」にその舵取りを委ね、平年以上に寄付の予算を組みます。
これは各事業委員長のもと、事業委員、賛助会員、家族会員を含む全てのメンバーの協力で行っていきます。

例会

メンバーが引き続き集いたくなる美味しいお料理と楽しく有意義な例会でもありたい。感謝を表すべく例会ホームベースであるホテルの会場マネージャーや厨房スタッフへの敬意。これを具体的な感謝の言葉で表しお互いの一体感をより感じていただくべく、例会に新たなコーナーを設けます。またスピーチ講師に留まらず、各分野のプロフェッショナルな動画配信も行います。

さいごに… 持ち味を生かして

当クラブには、持ち味の異なるリーダー達がたくさんおります。30周年記念事業をはじめ、未来へ引き継がれていくアクティビティに向かい、時代を味方に歩み続けます。
各チームの活躍にもすこぶる期待を隠さずにはおられません。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

名古屋栄ライオンズクラブ
2023年度 (2023年7月~2024年6月)
会長 渡邉 由紀